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相続対策コラム

NO.62 磯野家相続 長男カツオの地位 10/4/22

波平が亡くなって、財産をどのように分けるかを決めなくてはなりません。

それが遺産分割協議です。

遺産分割の話合いでは、各人が様々な主張をします。
今回は長男であるカツオの立場を考えたいと思います。

【長男カツオ 】

カツオは長男としての自覚もあり、磯野家を守っていくという意識を持っているように思われます。 だからといって磯野家の資産は全部カツオが相続するというわけにはいきません。
(フネ、サザエ、ワカメが納得すれば別だが。)

波平の相続人(フネを除く)のサザエ、カツオ、ワカメは基本的に平等です。
カツオが長男だからといって、全部相続するとか、ワカメより多く相続するという理屈は通らなくなっております。

昭和20年代の中頃までは、家督相続というのがあり、家を継ぐもの(長男)が圧倒的に強かったです。しかし法律が変わり、現在は他の兄弟姉妹と全くもって権利は同等です。

相続トラブルが起こる要因として長男だから多く相続するのが当然という古来からの考え方と兄弟姉妹は平等という法律とのギャップが相続のトラブルを発生させる要因の一つとなっております。

磯野家で相続トラブルを起こさない為には、まず対話が大切です。

以上。

次回も磯野家で。

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