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相続対策コラム

NO.89 磯野家相続 ノリスケとカツオが不動産を共有、解消方法 10/4/23

前回までにノリスケとカツオがヒョンなことから磯野家の自宅不動産を共有で所有してしまったことを書きました。

今回はその解消方法です。

現実問題、何度も書いているが、不動産の共有はトラブルのもとになります。
夫婦での共有、親子、義理の親子、兄弟など共有のパターンは沢山あります。
私は共有はお勧めしてません。

【共有の解消方法】

過去にも書きましたが不動産を共有にしてしまった場合の解消方法は多くありません。

まず、売買する方法。

今回でいえばカツオがノリスケの持分を買取る方法です。
価格等が両者が納得いくものでないとうまくいきません。

次は贈与。

ノリスケがカツオに持分を贈与してしまうというものです。
しかし、持分といえども不動産のような高価なものを贈与した場合、贈与税が高額になるので注意して下さい。

次は、裁判的なことをしてみる。

少し難しくなるかもしれませんが、ノリスケが共有物の分割請求というものをします。
すると裁判所は磯野家の不動産持分をカツオに買取れというか、もしくは競売かけることをします。
強制的に共有は解消できますが、カツオとノリスケの間に修復できないぐらいのシコリが残ります。

共有で揉めるとなかなか難儀になります。
長くなったので以上。

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