最近は波平の生前贈与のことを書いてます。
前回までは、現金での贈与の話でした。
110万円までは贈与税という税金が掛からない(非課税)ことなどを書きました。
今回は不動産を贈与税なく贈与してみる話です。
現金の場合は、非常に簡単です。お金を渡すだけで贈与は終了です。
しかし、不動産の場合は、すこし難儀になります。
【波平よりカツオに不動産を贈与
】
波平からカツオに不動産を贈与税が掛からないように贈与する場合に注意しなくてはならないことは、まず評価の問題です。
贈与や相続の場合の不動産の評価は土地は路線価、建物は固定資産税の評価になります。
110万以内ならばどれぐらい贈与できるかを波平が計算して贈与しなくてはなりません。
実際にザックリ計算してみますと磯野家の自宅不動産の場合、波平がカツオに贈与税が掛からなく贈与できるのは土地の160分の1程度です。
その約160分の1を贈与する為に登録免許税(登記するときに掛かる税金)というのが掛かったり、司法書士さんに登記をお願いする場合、別途費用が掛かってしまいます。
不動産を110万の枠を使って贈与するのは簡単なことではありません。
長くなったので以上。