前回まで相続時精算課税制度という話を書いてました。
相続時精算課税制度は親から子供への贈与のお話でした。
今回からは波平からフネへの贈与について書きます。
過去にも書きましたが、フネは波平の奥さんです。
専門用語で配偶者といいます。
この配偶者は相続の際、最も立場が強いです。
よっぽどのことがない限り、半分は財産を得ることが出来ますし、相続税に関しては相当優遇されます。
大抵の場合、旦那さんが亡くなった場合、税金の関係や、トラブル防止の観点から奥さんにほとんどを相続する場合が多いです。
波平の奥さん、フネというのは相続を考える点で非常に重要な人物です。
【波平がフネに贈与】
税金の関係やトラブルを防ぐ為に、波平がフネに生前贈与を行う場合を考えたいと思います。
通常の贈与というのは110万円までなら、贈与税は掛からなくなっています。
しかし、110万円だけだと大きな財産を移すことはできません。
続きは後日。