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相続対策コラム

NO.35 家は買うべき借りるべきか 9/6/8

相続と不動産というのは非常に密接な関係があります。
相続財産の約60%は不動産といわれています。

家は買うか、借りるかどちらが良いのか考えてみたいと思います。
立場や条件が違うと、見解も変わってくるとは思いますが、相続コンサルを行っている立場から考えたいと思います。

【買った場合のメリット】
資産として不動産を残せる事、団対信用生命保険(住宅ローンについている保険)や社会的信用、住宅ローン控除等の利用などがあります。

デメリットとしては、生活の流動性がなくなり、ライフステージ毎にあった生活が出来ない、固定資産税の支払いやメンテナンスの出費などです。

【借りるメリット】
買うより安上がりである事、柔軟な生活ができるなどです。
デメリットとしては、家賃をいくら払っても自分のものにならない、社会的信用の問題などがあげられます。

いろんな方の考えを雑誌やネットでみると、借りる方が良いという考えの人が多いようです。
ある調査では住宅費として生涯払う金額は賃貸の方が少なく、お得であると言われたりしています。

しかし私は、買う方が良いのではないかと思います。
理由は、住宅ローンで購入する場合、団体信用生命保険に加入する為、万が一、自分が亡くなった場合、残ったローンはその保険で返済されます。
その為、残された家族への住まいへの憂いをなくすことが出来ます。

一般的には不動産所有により社会的信用もあがります。
仮にローン返済金と管理費、修繕積立金を併せた額と同等の家賃の住居に住む場合、家の品質は購入物件の方が高いです。

インフレに強い資産としての価値もあります。
借金する時の担保にもなりますし、売却することも可能です。

そういう面では家は買った方がよいと考えます。

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