遺産の内、不動産が占める割合は約60%といわれています。
そして、
相続トラブルの多くに、不動産は絡みます。
波平のように主たる財産が不動産の場合、相続人であるフネ、サザエ、カツオ、ワカメはそれをどのように分けるかを話合わなくてはなりません。
不動産の分け方はいくつかありますが、今回は売却をして分ける方法をザックリ紹介します。
【売って分ける】
一番手っ取り早い方法です。
磯野家の場合、あの不動産を約2億3千万で売却することができます。
そしてその代金を相続分で分けるのが一番公平です。
相続分はフネが半分、サザエ、カツオ、ワカメが6分の一です。
金額ベースだとフネが1億1500万円もらい、サザエ、カツオ、ワカメが3800万ずつもらうのが公平または法律に忠実です。
注意しなくてはいけないことは売る場合、仲介手数料、税金、借金(住宅ローン等)を考慮していかなくてはなりません。(まだまだいっぱいありますが)
また、自宅を売却してしまうので、新たな新居を各自探さなければならなくなります。
売って分けるのは言葉では簡単ですが、実際、磯野家には不向きかもしれません。
長くなったので以上。
次回も不動産の分け方です。