波平の会社をカツオに継がせるをテーマに書いています。
波平がオーナー社長である会社の社長をカツオにすることは簡単です。
しかし、その会社の株をカツオのものにするのは多少難儀します。
前回も書いたが、波平が亡くなってから株を相続で受けるような形だと、やもすると、サザエ、カツオ、ワカメで共有で持つようになってしまい、会社の大きな意思決定がしにくくなります。
ですのでカツオをオーナーにするには、波平が生きているうちに、その株をカツオに贈与することが望ましいです。
過去にのも書いたように、上場していない会社でも株価というものがあります。
決して資本金の額が会社の評価ではありません。
波平がカツオに生前に株を贈与するには、会社の株価を算定します。
株価算定はマニアックな部類なので割愛します。
そしてその評価が2500万円以下であれば、相続時精算課税制度を使ってカツオに贈与なしで贈与することができます。
2500万円超えていても、その超えた分の20%の税金を支払えばできます。
会社の株価を下げたり、毎年110万円以下でちょっとずつ贈与したりいろいろ手はありますが、またの機会に紹介します
。